長い年月をかけ多くの人たちによって受け継がれてきた緑であふれる栗林公園 Ritsurin Garden

香川県高松駅から車で10分ほどの場所にある「栗林公園(Ritsurin Garden)」。高松駅からでている巡回バスで向かいました。栗林公園は江戸時代に100年余りの歳月をかけて完成され 当時の姿を今に残しているという回遊式大名庭園。庭園が一般に公開され始めたのも明治8年と 長い歴史をほこっています。

バス停がある東門から庭園に入ると 最初に目にするのが大きなヒマラヤ杉と商工奨励館。庭園をぐるっと見てまわる際にここが起点となります。

まずは南庭から散策開始。南庭では丁寧に手入れされたいくつもの美しい松をみることができます。案内には約1000本もの手入れ松があるとありました。歩き始めてすぐ商工奨励館の近くにあるのが 器用に曲がった幹に大きく腕をのばした「鶴亀松」。松が舞っている鶴を表し その下の岩組で亀を表しているのだそう。

庭園内にはいくつも池がありましたが 庭園の中心あたりにある北湖は水面に写り込んだ緑が眩しく とても好きな景色でした。

北湖に沿って並ぶ箱の形に装ったというこの箱松は 独特の形に伸びた枝が複雑に絡みあい不思議な趣があります。隙なく手入れされた松の木がこれだけ並ぶと圧巻です。

そういえば祖母から 小さい頃に併設された動物園に遊びにいったことがあるという話を聞きました。動物園なんてあったかな?と思い調べてみると 2004年(平成16年)3月末で完全に閉鎖したとのこと。1907年に開園した前身の県営小動物園から数えると 100年近い歴史に幕を下ろしたことになります。この動物園については 地元の人々に愛されていたんだなとわかる記事がいくつもあり 少し寂しさも感じましたがほっこりしました。

さて散策の続き。見事な松を見ながらすすんだ先 旧日暮亭と呼ばれる茶室の側にある池には 鮮やかな睡蓮の花が咲いていました。

庭園の南端にある小道は 空一面が太陽の光を透かした緑の葉で覆われ こういう景色に包まれていると やはり緑が美しい初夏のこの時期が好きだなと思ってしまいます。

のんびり歩いていると次第に見えてくるのが この庭園の見所の1つにもなっている南湖の淵にたつ「掬月亭」。代々の藩主たちが愛してやまなかったと伝えられているとおり 数寄屋造の建物も美しければ 建物の中からのぞむ景色も最高です。

こちらは掬月亭の池を挟んだ反対側 庭園の中で1番のVeiwスポットだという「飛来峰」からの景色。南湖全体が見渡せ奥の背景は紫雲山の深い緑。その手前には先ほどの掬月亭があり 美しいアーチを描いて架けられた橋は偃月橋です。

さて南庭を一周しひと休みしたら今度は北庭を散策。北庭は南庭にくらべて洋風という感じ。小さな池を覆い尽くす勢いの豊かな緑が美しかったです。北庭には花菖蒲園もあるのですが 開花の時期はもう少し先。

北門に近い場所にある芝生広場の中央にはとても大きな木があり 雲ひとつない青空の下この大きな木の陰でのんびり過ごすなんて最高です。栗林公園は年中無休で開園時間はほぼ日の出から日没までということなので 近くに住んでいたら間違いなく通っている思います。そのくらいとても心地よい場所でした。

栗林公園 Ritsurin Garden
 https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden
 香川県高松市栗林町1-20-16
 1-20-16 Ritsurin-cho, Takamatsu, Kagawa