高知県を流れる四国内最長の川「四万十川」。日本三大清流の一つにあげられ 絶景スポットとしてもよく知られています。全長196kmの下流に位置する四万十市の最寄中村駅へは東京から半日ほど。今回は四万十市の中心から四万十町のあたりまで川沿いの道を車でドライブすることにしました。まずは四万十市街から県道340号を走って北西方向へ。
四万十川といえばやはり沈下橋。
四万十川の沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のことです。
沈下橋は集落と集落をつなぐ生活道として、憩いの場として、また夏場には子供達の遊び場として、流域の人々の生活に無くてはならないものであり、その自然と調和した構造物は、四万十川の景観を彩る重要な構成要素の一つです。
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四万十川以外にも沈下橋はあり “潜水橋” や “もぐり橋” などとも呼ばれているそうです。
こちらは昭和38年(1963年)に建設されたという「三里沈下橋(Misato Chinkabashi Bridge)」。川はとても穏やかでこの橋が洪水で水中に沈んでしまうというのだから驚きます。沈まないようにではなく 沈んでしまうことを前提につくられているところも面白いです。
対向車とすれ違うのが難しい細い山道をぐんぐん進んで 高い位置から見下ろす四万十川。遠くに見えるのはおそらく「川登大橋(Kawato bridge)」。左手に四万十川をのぞみ木漏れ日の中をすすむこの川沿いの道は最高でした。
途中いつか行きたいと思っていた「shimanto おちゃくり Café」で休憩。お目当は濃厚な栗ペーストがたっぷり盛られた “しぼりたて地栗もんぶらんプルミエ”。Cafeの入り口に設けられたテラス席で 四万十川を眺めながらいただきました。なんて贅沢。少し離れたところでは とても気持ちよさそうにジップラインをしている人たちの姿も見えました。
ここまでは南西に進んできましたが ここからは大きくカーブして東へ。こころくすぐられるのは沈下橋だけではありません。
こちらは沈下橋と並行して走る予土線の「第4四万十川橋梁」。緑の中から突き出たように架けられたこの橋を見たときは大興奮でした。
このあとは四万十川沿いの道をはずれて高知空港まで車を走らせ 楽しかったドライブ旅も終了。全然時間が足りなかったのでまた来よう。