街に溢れる緑がつくる木陰を探して歩く穏やかな街シーラーズ Shiraz & Mausoleum of Hafez

Khoshk River - Shiraz

西アジアに位置し多くの世界遺産を有する「イラン・イスラム共和国」。通称イラン。現在日本からの直行便はなく 飛行機を乗り継いで行ってきました。乗り継ぎの時間を除くと成田空港から12〜13時間程で イランの首都テヘラン(Tehran)にあるエマーム・ホメイニー国際空港に到着。現地で取得するアライバルビザではなく 日本で事前にe-VISAを取得していったので 到着後ほとんど待つことなく入国できました。

翌朝には最初の目的地シーラーズ(Shiraz)へ。シーラーズはテヘランから飛行機で南へ1時間半程の場所にあり 国内線のフライトチケットは現在日本からの購入が難しいので 現地の旅行会社を通して事前に予約した飛行機で向かいました。シーラーズ市内には東西方向にホシュク川(Khoshk River)が通っており ホテルに荷物を預けてさっそくホシュク川の北側から散策開始。

Shiraz

この時期水の流れていないホシュク川。川にかかる橋を渡って北へ向かって歩いていると 緑のない山肌をとても近くに感じます。このあたりは車通りも少なく静かな住宅街といった雰囲気。ハーフェズ通り(Hafez St.)では 今回の旅でほとんど見ることのなかったウォールアートもいくつか見かけました。

Street Art

Street Art

通りで見つけた 丸みを帯びたフォルムがなんだか可愛かった公衆電話。

Yellow Payphones

ホシュク川の北側には庭園や大きな公園が点在し 暑さから逃れて歩いた公園では 木陰に絨毯を広げてランチをしている何組かの家族を見かけました。

Park - Shiraz

公園を抜けると見えて来たのが「ハーフェズ廟(Mausoleum of Hafez)」。

Mausoleum of Hafez

中は整備された綺麗な庭園になっており 中心にある八角形の屋根をもつ象徴的な建物には多くの人が集まっていました。ここはイランでとても愛され有名な詩人のハーフェズのお墓だそうで みんなここに置かれた石の棺にそっと触れていきます。

Tomb of Hafez

庭園横に建てられたメモリアルホールの中にもいくつか石の棺があり どれも表面には細かな彫刻が施されていました。建物の横ではシェイブアイスが売られていたり チャイハネと呼ばれるカフェのようなお店もあって 庭園の緑は美しく全体的に憩いの場という雰囲気でした。

Memorial Hall

Memorial Hall

シーラーズ Shiraz