キューバ 横に細長い本島の中心あたりに位置する『トリニダー(Trinidad)』。サンティアゴ・デ・クーバから19:30出発のViazulのバスに乗り 翌朝トリニダーのバスターミナルに到着。バスの中はエアコンがかなり効いていたので 薄手のライトダウンを着込んでちょうどよいくらいでした。
トリニダーのバスターミナルは街中にあるので 到着後さっそく近くの「マヨール広場(Plaza Mayor)」へ。マヨール広場は街の中心にあり近くのCasaに宿泊していたこともあって 滞在中はここを起点に周辺を歩きました。綺麗に整備された緑と白い柵が印象的で 周りを取り囲むオレンジ色の瓦屋根とマッチしています。
広場の正面にあるのは「サンティシマ教会(Iglesia Parroquial de la Santisima Trinidad)」。そんなに大きな教会ではないですが存在感があります。
教会の横には広い階段があり上方がカフェになっていて 階段の途中途中にテーブルと椅子が並べられていました。日中は日差しが強くてみんな端の木陰に腰掛けていますが ときどきミュージシャンの演奏が始まったりして開放的でとても気持ちがいい憩いの場。
この辺りの道は丸い石が敷き詰められた石畳になっていて 隙間から生えた草がいい味をだしていました。この石畳もまた周辺の建物と同様昔のまま残されているそうです。
革命博物館の向かいにある広場にはベンチに並んで座って演奏している人たちがいて その前を通りがかった夫婦が手をとりあって音楽に合わせて踊りだし 見ているだけで最高に素敵な気分になりました。
お昼時ランチをとるために広場近くにあったレストランへ。お店の奥に案内されて お店の外からは見えなかった広い中庭の席に着席。壁一面ピンク色の明るい中庭。
メインに白身魚を選んだランチプレート。味付けして炊かれたライスと香辛料がきいた魚が美味しくて 暑いのに食がよくすすむ。付け合わせは前回食べてハマったバナナチップス。少し離れた席で演奏の練習をしている人たちがいて 陽気な音楽の生演奏を聴きながらランチを楽しみました。
ランチのあとは革命博物館の屋上から見えた 山の方にある建物を目指して散策。中心部から離れるといっそうのんびりした雰囲気に。
この日差しなら洗濯物も干した瞬間に乾きそうです。
さらに道をすすんでいくと 街の中心部とは違った暮らしが見えてきました。
道幅が狭くなってきた坂道で見つけた年季の入った車。もう動きそうもないけどやっぱりかっこいい。
緑が増えてきて住宅の隙間からは眺めのいい景色。
道のつきあたり 少しひらけた場所に到着。とても古くて修復中の建物があり 調べてみると18世紀頃に建てられた「Ermita de Nuestra Señora de la Candelaria de la Popa」という教会でした。小高い丘の上に建てられたこの教会は背景が一面空なので 崩れてしまう前は教会が空に浮いた素敵な景色広がっていたのではないかと思います。
山をおりてまた街中を散策。公園(Parque Central Cespede)を見つけてベンチに座って休憩をしているき 近くのテントに設置されたDJブースからは音楽が流れていました。しばらくすると日本語の歌詞が耳にとびこんできて その時流れていた歌は「A World to Believe In / Celine Dion x Yuna Ito」。この歌を聴くとキューバを思い出します。
もう1つ街にある教会を見つけたので そちらの方にも行ってみることに。中心部を少し離れると石畳は変わらないものの 建物は全く違う雰囲気です。
しばらく歩いていると通りの先に古びた教会が見えてきました。
通りからみるとしっかり壁があるのですが 崩れたからなのか元々なのか屋根がなく残っているのは鐘塔のみ。なぜか惹かれるものがあり 中には入れないようになっていたので建物の周りをぐるっと一周。
街の中心に戻って土産物通りへ。トリニダーはファゴッティングと呼ばれる独特の刺繍を施した布製品が有名で お土産物屋さんには必ず並んでいます。真っ白い布がずらっと並んだ様子は眩しいくらいです。
翌日は昼過ぎに出発するバスに乗る予定だったので 出発の時間までビーチで過ごしました。ビーチはいくつかあり有名なのは「Ancon Beach」なのですが タクシーの運転手さんおすすめの「Amasico Beach」へ。ヤシの葉でできたパラソルを1CUCで借りて ついでにイスはないかと聞いたところ近くのお店から借りてくれて パラソルの下まで運んでくれるという親切さ。ソーダを買ってパラソルの下で波の音を聴きながらのんびり読書。
お昼近くになっても人はちらほら程度で流れている音楽も控えめ。ゆっくりのんびり過ごすには最高の場所でした。リゾート地化された人気のビーチではこうはいかないと思うので いい場所を教えてくれたタクシーの運転手さんに感謝です。