マウイ島の西側に位置する「ラハイナ(Lahaina)」。マウイバス(Maui Bus)で主な路線の発着地となっているクイーン・カアフマヌ・センター(Queen Ka’ahumanu Center)から1時間ほどかけて到着。ラハイナまでは海沿いの道を通るのでとても景色がよかったです。ラハイナに到着するとさっそく街の中心になっているフロント・ストリートへ。
歴史を感じさせる風情のある建物がたち並んでいて 通りの向かいを占める大きく幹を伸ばし木陰をつくるバニヤンツリー(Banyan Tree)がいい雰囲気。
ちょうどお昼どきに到着したので 街歩きの前に通りの端にあった「パイア・フィッシュ・マーケット(Paia Fish Market Front Street)」というお店でランチをとることに。オーダーしたのはメインの魚と調理方法を選べるFresh Catch Plate。メニューを見ても何の魚かわからないものばかりだったので お店の人おすすめの Opah の Sauteed を注文しました。あとで調べてみると Opah とはアカマンボウのことで ガーリックと添えられたタルタルソースとの相性ばっちりでおいしかったです。
お腹がいっぱいになったところで街歩き開始。かつてハワイ王国の首都だったというラハイナ。捕鯨船の重要な寄港地として栄えたそうで その時代の港町の面影を残したオールドハワイの雰囲気にふれることができます。
カラフルだけど落ち着いた色合いの建物に ちょっとした装飾や看板のデザインが可愛い。木の少し褪せた感じもたまらない。こちらは1901年にオープンしたとういう木造のホテルで 1階はレストランになっていました。
途中にあった海に面した歩道は 空が広くてとても気持ちがよかったです。よく見ると海側に設置された手すりも 車道とを隔てるポールも木製。この景色に似合っています。大きな木の影にベンチを見つけたので 休憩しつつ少しの間この眺めを楽しみました。
そのままフロント・ストリートを南へ歩いていくと 人通りが少なくなったあたりの海壁にチェスボードを発見。ここなら波の音を聴きつつ 日光浴をしながらチェスを楽しむことができますね。
さらにその先で見つけたのは なんだか願いを叶えてくれそうな気がするハートの形をした大きな石。
海を眼前にして建っていたのは 南国の植物がよくあう「ラハイナ・ユナイテッド・メソジスト教会(Lahaina United Methodist Church)」。
観光客で賑わうフロント・ストリートから離れ 少し山側へ入った辺りの通りも散策。住宅の間に樹々が茂り 濃茶の電信柱がいい味をだしていてとても長閑。このあたりに点在する教会や寺院に寄り道しながら メイン通りとはまた違う雰囲気を楽しみました。
この日はラハイナよりさらに南にあるカアナパリ(Kaanapali)というところにホテルをとっていたので 散策の後この日3度目となるバス移動でホテルに向かいました。ホテルの部屋で一息ついて目の前にある砂浜に行くと ちょうど日が暮れ始めた頃で最高の時間帯。ここからは近くにある2つの島が水平線上によく見えるのですが その島の陰に太陽が沈んでいく様子はずっと見ていられるほど美しかったです。日常の生活に戻れるか不安になるくらい 穏やかで贅沢な時間を過ごすことができました。