
御徒町駅から徒歩10分ほどの場所にある「国立近現代建築資料館」。ここでは日本の近現代建築に関する資料の収集・保管がおこなわれています。このとき開催されていたのは “平成29 年度国立近現代建築資料館収蔵品展(Recent Acquisitions and Collection Highlights 2017)” で Ueno Welcome Passport を利用して行ってきました。
建物の入り口までは裏道を歩いている感じで 敷地内に植えられた緑が気持ちよかったです。

館内に入ると最初の空間に飾られていた大きなモノクロ写真。

展示室は天井が高く開放的で 中心に円形のショーケースが置かれていました。壁面にも多くの資料が展示されているので 順にゆっくり見ていきます。

まずは今回の収蔵品展で焦点をあてたという3つの建築プロジェクとのうちの1つ「出光興産給油所関連施設」の展示から。トレーシングペーパーに書かれた給油所の透視図に配筋詳細図。


図面の多くは1960年前後に作成されたものだそう。鉛筆で書かれた気が遠くなりそうな線の数と数字の山にため息しかでません。図面の隅にあるフォントが整った文字の図面情報もすべて手書き。

木製の定規などの道具も展示されていました。こんなシンプルな道具からあんなに緻密で複雑な図面を書き上げるのだから 素晴らしすぎる技術です。

こちらは手帳サイズの小さな紙に描かれていた 西洋建築のトレース画やスケッチ。風景画と違って描かれている部分が限定的なので どんな目線で何に注目していたのか想像しながら眺めるのも楽しかったです。


この他にも本当にたくさんの貴重な資料が展示されていて 見応え十分でした。
国立近現代建築資料館は旧岩崎邸庭園に隣接しており 平日以外は旧岩崎庭園からしか入ることができません。また常設展がなく企画展の開催期間のみ開館しているので 訪れる際は注意が必要です。

国立近現代建築資料館 National Archives of Modern Architecture
http://nama.bunka.go.jp/
東京都文京区湯島4-6-15
4-6-15 Yushima, Bunkyo-ku, Tokyo
