手の先の小さな飴に夢中になる娯楽であり芸術でもある飴細工  Japanese Candy Craft – Amezaiku

東京浅草駅から歩いて5分ほどの場所にある飴細工のお店「アメシン(Ameshin)」。飴細工の体験ができるということで行ってきました。浅草寺近くの細い路地にある藍色の店舗はまだ新しく 入口付近に商品と作品がいくつか並び その奥の広い空間が体験教室になっていました。

まず飴細工とは…

飴細工は90℃程まで熱してやわらかくした飴を、素手と握りバサミ一本を使って美しく造形する日本の伝統文化です。飴の温めると柔らかく、冷めると固まる性質を使って作る飴細工は、鍋から飴を取り出してから数分で造形を終わらせなければいけません。飴細工は彫刻とは違い、削りとったり切り落としたりすることはしません。棒の先につけた丸い飴を、ハサミで切ったり伸ばしたらしながら飴を無駄にすることなく作り上げます。

Source:http://www.ame-shin.com/

体験教室は手を洗うところからはじまります。案内されたテーブルには今回つくるウサギの見本と 1人ずつ飴細工に使用するハサミが用意されていました。普段裁縫をする際に使用する糸切り鋏(握り鋏)と形は似ていますが 糸切り鋏よりも大きく手のひらでしっかり握れるサイズ。そして役割は切るだけではなく つまんだりくびれを作ったり模様をいれたりと万能です。

はじめに飴の扱い方とハサミの使い方を教わり さっそく練習用の飴を使用して作ってみます。作り方のポイントやコツなどを教えてもらうのですが やはり思っていた以上に難しい。目の前の職人さんの手の中の飴はあんなにひょいひょいと形を変えていくのに こちらの飴はまったく言うことを聞いてくれず…。

実際に飴細工を作るのは練習用の飴で2回と 白い飴で作る本番1回です。1回めは柔らかい飴を棒の真ん中に留めておくことに苦戦して手順を追うことで精一杯。2回めは造形に夢中になっているあいだに飴が固まってしまい時間切れ。どちらも見本のウサギとは程遠いものに…。すこし自信あり気だった友人も隣で大苦戦していました。

あっというまに3回のウサギづくりが終わり 食紅で目と鼻を描いて完成させた作品がこちら。3回作った中では一番うまくできたと思うのですが なんとかウサギにみえるでしょうか。見本からは程遠い出来ですが 自分で作ったというだけで可愛さ倍増です。

こちらはとても素敵だった店舗入口に飾られていたカエルの作品。飴細工を体験したあとでは 丸い飴から短時間でなぜこのような形が作りだせるのかますます不思議になるばかり。職人技に感動です。

最後にアメシンさんが公開されていた動画があったのでご紹介。透明の飴のかたまりから飴細工の金魚ができていく様子が映像になっています。金魚といえば夏の季語。夏の夕暮れどき 下町をそぞろ歩きしているときに出会いたくなるような 風情ある映像です。


Source:https://www.youtube.com/

アメシン(花川戸店) Ameshin-Hanakawado Studio
 http://www.ame-shin.com/
 東京都台東区花川戸2-9-1 堀ビル1F
 1F Hori bldg, 2-9-1 Hanakawado, Taito-ku, Tokyo