ネパール カトマンドゥ盆地で3番目に大きな町 バクタプルにある『ダルバール広場(Durbar Square)』。王宮広場という意味で カトマンズ、パタン、バクタプルの3都市にあります。
ここはパタンのダルバール広場に比べ とても広々としています。1934年の大地震で被害を受ける前はもっと多くの寺院があったのだとか。
白いライオンゲートから広場に入ると広場の左手に手前から 国立美術館、旧王宮の入り口、ゴールデン・ゲート、55窓の宮殿 と並んでいます。旧王宮へは途中まで入る事ができますが 奥にあるタレジュ・チョークの中へはヒンドゥー教徒以外は入ることができません。
旧王宮内では「王の沐浴場」を見る事ができます。よく見るとコブラの体が回りをぐるっと囲っています。水の中から突き出た塔もコブラの頭。そして蛇口の装飾もコブラです。これは「ナーガ」と呼ばれ蛇の姿をした水の神様なのだそう。
旧王宮の隣にあるのは「55窓の宮殿」。名前のとおり入り口を含めると窓が55あります。そしてその窓の1つ1つには細かな装飾が施されています。
55窓の宮殿の向かいには寺院群があります。写真右側にある2層の「パシュパティー寺院(Pashupatinath Mandir)」は1492年に建立され バクタプルの寺院の中では最古のものといわれているそうです。
その奥には白い壁の「ファシデガ寺院(Fasidega Mandir)」と 様々な様式の寺院が建ち並んでいます。観光客もそれほど多くなく とてものんびりした空気が流れていていました。疲れたら回廊に腰掛けて休憩しつつ ゆっくりまわることができたのもとてもよかったです。
※外国人は入場料Rs1100が必要です。