大洲で街歩きをしているとき ひときわ賑やかだった「ポコペン横丁(Pokopen Alley)」。今の時期(4月〜11月)は毎週日曜日に開催されているというレトロ市。たくさんの小さな商店が並び 広場の中心は小学校の青空教室のような感じになっていて たくさんの子供たちで賑わっていました。商店など広場にあるものはどれも昭和の時代を感じる懐かしい造りで 広場の壁に飾られたたくさんの錆琺瑯看板が圧巻です。
レトロ市が開催されている広場をぬけた一番奥にある漆喰の蔵が「思ひ出倉庫(Storehouse of Memories)」。入り口には “木戸銭 大人200 小人100円” と貼り紙があり 昔は入場料のことを木戸銭と言っていたんだなぁと なんだか懐かしいことのはずが新鮮でした。
蔵の中に入ると所狭しと当時の品が並べてあり「まぼろし商店街」という昭和30年代の町が再現されていました。くすり屋や交番 店の前にはたくさんの自転車が停められており 床屋とつづきます。最初に目を惹いたのは 床屋の鏡の前に置かれた子ども用と思われる木馬型のイス。革張りでとてもおしゃれでした。
奥には駄菓子屋があり ガラスケースの中には懐かしのお菓子に玩具 奥の壁にはプロ野球選手のプロマイドも。横のラックには当時の流行を表す雑誌がびっしり。
当時の住居も再現されていて 玄関からキッチンまで生活感溢れる感じに展示されていました。家具はもちろんちょっとした生活道具や文具まであり とにかくどれもデザインがおしゃれで大興奮。
バイクや工具が集められた場所はモータース商会。今でも街で見かけるデザインのバイクばかりで 何十年も求め続けられるデザインって素敵だなとしみじみ。何十年も変わらないデザインといえば コカ・コーラの様々な品が並べられたエリアもありました。もしかしたら中にはマニア垂涎の品もあるかもしれません。
昭和30年代の生活を堪能して外にでると 蔵の隣にこれまたレトロな車とガソリンスタンド。蔵の中はとにかく圧倒的な品数で 見応え充分大満足。当時の生活を知る人も知らない人も楽しめる場所だと思います。
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愛媛県大洲市大洲103
103 Ozu, Ozu, Ehime
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