トリニダー バスターミナルのすぐ近くにある『市立歴史博物館(Museo Historico Municipal de Trinidad)』。高い建物が少ないこの街で 革命博物館とこの市立歴史博物館の塔は街を一望できる良いスポットになっています。博物館となっている建物は サトウキビ農園を営んでいた富豪の個人邸宅だったもの。この立派な建物や展示されている調度品をみると 当時どれだけサトウキビ産業が盛んだったかということが伺えます。
アーチを支える柱が並ぶ中庭に面した廊下を移動しながら各部屋を見て行きます。
広いキッチンでは当時使用されていたという生活用品なんかも展示されていました。どれもとても古そうですが 磨けばまだまだ使えそうな雰囲気。
ここでもいくつか革命軍に関する展示が。熱心に見ているとスタッフの人が気さくな感じで話しかけてくれて スペイン語の説明が読めないのでとても助かりました。
途中すれ違うことが難しい細い階段をのぼって2階のフロアへ。
さらに狭い螺旋階段をのぼって塔の屋上へ。狭いので混んでいるときは登るタイミングが難しい。
こじんまりとした屋上へ到着。何かジンクスのあるスポットなのか なぜかここには落書きがたくさん。3階くらいの高さのはずだけど遮るものがないので 遠くの方までよく見渡せます。
山をバックに先ほど訪れた革命博物館の塔も見えました。オレンジの瓦屋根と緑が混ざって最高の眺め。
この豊かな暮らしは サトウキビ産業を支えるアフリカから連れてこられた人々の上にあったという歴史を知る場所でもある。そんなことをぼんやり考えながら古い街並みを眺めていたら ちょっと昔にタイムスリップした気分になりました。