ハバナから飛行機で2時間。東西に延びるキューバ島の西端から東端にある第2の都市『サンティアゴ・デ・クーバ(Santiago de Cuba)』へ。空港に到着後市街へ向かう前に 湾の入り口に位置する『サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城(Castillo de San Pedro de la Roca)』に寄り道。城へは空港からタクシーで10分程。湾沿いの道を通っていったので 道中湾に飛び出した向こう岸の街を望むことができました。
城近くの灯台前で下車。ここで帰りのタクシーをつかまえるのは大変なので 乗せて来てもらったタクシーの運転手さんと時間を決め迎えにきてもらう事にしました。そこから道の両側にお土産物屋さんが建ち並ぶ通りを抜けていきます。
サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城はキューバがスペインの植民地だった時代 海賊の襲撃を防ぐためにスペインによって造られたそうです。モロ要塞と呼ばれ世界遺産に登録されています。この橋から要塞の中へ。
中へ入るとすぐに中庭らしき場所があり ここを中心に礼拝堂や各部屋へ行けるようになっています。全体が薄赤の石でできていて 出入り口のアーチや木製の窓枠や手すりなど どこもとても美しい造りです。
屋上から要塞をみるとこんな感じ。ここからは様々な場所がよく見渡せます。
海に向かって等間隔で並ぶ大砲に 各所に造られた監視塔。当時は機能的に設計されたのだと思いますが 現在は戦いとは程遠い雰囲気で装飾の一部となっていました。
見張りの為の覗き穴も 今では遠くまで美しい景色がのぞめる絶景スポットです。
それから美しい装飾の井戸のようなものもありました。
室内にも様々な場所でアーチのデザインがみられ ほんの少しのアーチが窓の景色を一層美しくしています。この窓の部分を見ると壁がとても厚いことがよくわかります。
展示室ではかつての武器などを見ることができました。
断崖に建っているこの要塞。海岸側へ降りられる階段があったので降りてみると ちょうど大きな船が海へ出て行くところで ゆっくり要塞の横を通る様子を間近で見ることができました。すごい迫力であっという間に沖の方へ。
こちらは海岸側から要塞を見上げたところ。見上げているこの場所も少し高台にあるので 海面から比べるととても高い場所に要塞が建っていることがわかります。
海からくる敵をいち早く見つける為にこの高台に要塞が築かれたのだと思いますが そのおかげで今はこんなに美しい景色を見ることができます。カリブの風をうけながら望む一面に広がる青い海と空。最高でした。