東京メトロ江戸川橋駅から徒歩15分 神田川沿いにある「新江戸川公園(Shin Edogawa Park)」。中心にある大きな池の周りを巡るようにつくられた池泉回遊式庭園です。現在は区立公園となっていますが 幕末に細川家の屋敷となり 細川家の本邸となった明治期と変わらない風景が今も残されているそうです。
クリーム色に瓦の乗った塀に囲まれた公園へは 正門から続くこちらの中門から。門をくぐるだけでなんだか特別な気持ちにさせてくれる趣のある佇まい。
この季節は色づいた葉を楽しむのはもちろんですが 松の木に傘形に施された雪吊りがとても美しいです。雪吊りは雪の重さにより枝が折れるのを防ぐ為に縄で枝を吊るすもので こちらの庭園では毎年11月下旬から見ることができるそうです。背の高い松の雪吊りの横にあるのは雪見燈籠。
池の水面がとても静かで鏡のように周りの草木を水面に映し 景色をより華やかに賑やかにしています。この日は曇りでしたが晴天の日であれば水面に真っ青な空が映って さらに鮮やかな景色が楽しめると思います。
こちらは大池と中池の間にかかる土橋。この先は庭園から直接「永青文庫(Eisei-Bunko Museum)」に行ける道が続いています。
また正門を入ってすぐの場所には「松聲閣(Shouseikaku)」と呼ばれる建物があります。細川家の学問所として 一時期は住まいとしても使用されていたそうです。平成28年1月にリニューアルオープンしたそうですが 歴史的な雰囲気はそのままに残され 庭の景色に溶け込んでいました。
建物中はとてもきれいで 利用料を払って集会所として使用できるようにもなっています。2階は無料で開放されており 2階の窓から眺める庭園もまたとても美しかったです。
http://parks.prfj.or.jp/shin-edogawa/
東京都文京区目白台1-1-22
1-1-22 Mejirodai, Bunkyo-ku, Tokyo
TEL:03-3941-2010
Open:9:00-17:00