Journal

  • 青い空にそびえる5重の塔が美しいトウマディー広場 Taumadhi Square

    青い空にそびえる5重の塔が美しいトウマディー広場 Taumadhi Square

    ネパール バクタプル ダルバール広場から細い小道でつながった『トウマディー広場(Taumadhi Square)』。広場の周りにはとても時代を感じさせる建物がならんでおり 褪せたレンガの赤色と濃いこげ茶色の木材 隙間からのぞく緑がなんともいえない雰囲気をつくりだしています。 広場にある寺院の1つが「バイラブナート寺院(Bhairavnath Mandir)」。 寺院の横には大きな木材が。これは分解された山車なんだそうです。お祭りのときにはこれらを組み立てて使用するのだとか。 その左側にあるのがひときは目立つ5層の屋根をもった「ニャタポラ寺院(Nyatapola Mandir)」。カトマンドゥ盆地にある寺院の中では最も高いそうです。下から見上げた姿は圧巻です。石段の両側には5対の守護神がいます。それぞれ下の動物の10倍の力をもっているとされているそうです。 寺院の石段は少し急ですがどれも上まであがる事ができます。中へはヒンドゥー教徒しか入れない場合が多いですが 外側の回廊はぐるっと歩いてまわることができます。寺院に施された緻密な彫刻を間近で見ることができるので 時間があればぜひ上っていただきたいです。 こちらはニャタポラ寺院の上から見たバイラブナート寺院。 寺院装飾で特に目を惹くのが 扉の上にある「トーラナ」とよばれる半円形の板。前方に傾いていて その寺院に祀られている神や仏の姿が彫られています。こちらはニャタポラ寺院のもの。独特の色合いをしていて 緻密でとても美しかったです。 ◇トウマディー広場 Taumadhi Square  

  • 赤煉瓦の街の中心にある広々としたバクタプル ダルバール広場 Bhaktapur Durbar Square

    赤煉瓦の街の中心にある広々としたバクタプル ダルバール広場 Bhaktapur Durbar Square

    ネパール カトマンドゥ盆地で3番目に大きな町 バクタプルにある『ダルバール広場(Durbar Square)』。王宮広場という意味で カトマンズ、パタン、バクタプルの3都市にあります。 ここはパタンのダルバール広場に比べ とても広々としています。1934年の大地震で被害を受ける前はもっと多くの寺院があったのだとか。 白いライオンゲートから広場に入ると広場の左手に手前から 国立美術館、旧王宮の入り口、ゴールデン・ゲート、55窓の宮殿 と並んでいます。旧王宮へは途中まで入る事ができますが 奥にあるタレジュ・チョークの中へはヒンドゥー教徒以外は入ることができません。 旧王宮内では「王の沐浴場」を見る事ができます。よく見るとコブラの体が回りをぐるっと囲っています。水の中から突き出た塔もコブラの頭。そして蛇口の装飾もコブラです。これは「ナーガ」と呼ばれ蛇の姿をした水の神様なのだそう。 旧王宮の隣にあるのは「55窓の宮殿」。名前のとおり入り口を含めると窓が55あります。そしてその窓の1つ1つには細かな装飾が施されています。 55窓の宮殿の向かいには寺院群があります。写真右側にある2層の「パシュパティー寺院(Pashupatinath Mandir)」は1492年に建立され バクタプルの寺院の中では最古のものといわれているそうです。 その奥には白い壁の「ファシデガ寺院(Fasidega Mandir)」と 様々な様式の寺院が建ち並んでいます。観光客もそれほど多くなく とてものんびりした空気が流れていていました。疲れたら回廊に腰掛けて休憩しつつ ゆっくりまわることができたのもとてもよかったです。 ◇バクタプル ダルバール広場 Bhaktapur Durbar Square  ※外国人は入場料Rs1100が必要です。  

  • 金色に覆われた仏教寺院ゴールデン・テンプル Golden Temple – Hiranya Varna Mahavihar

    金色に覆われた仏教寺院ゴールデン・テンプル Golden Temple – Hiranya Varna Mahavihar

    ネパール パタン ダルバール広場から歩いてすぐの場所にある『ゴールデン・テンプル』。この日はあいにくの雨で黄金に輝いている姿は見れませんでしたが 名前の通り金色に覆われています。正式名称は「ヒラニャ・ヴァルナ・マハヴィハール(Hiranya Varna Mahavihar)寺院」。屋根の頂には神様が降りたつ目印とされる 尖った飾り物。また屋根の頂から垂れ下がっている帯状の飾りは 神様が降りたつ道をあらわしているのだそうです。 入り口が細い通りにあり少し場所がわかりづらいですが 奥には中庭を囲む回廊がつづいています。まず門をくぐる際にあるのが 天井にはめこまれた石の曼荼羅。12世紀頃につくられ ネパール最古の曼荼羅だそうです。 ここから先は革製品の持ち込みが禁止なので 革靴を履いている人は受付で入場料を払った後 用意されている履物にはき変えて中庭に入って行きます。中庭は一周をマニ車に囲まれ 中心には小さな祠があります。こちらももちろん金色。 またここはチベット仏教徒にとっても大切な寺院だそうで 回廊の2階にはチベット仏教の間があり 多くの人が参拝されていました。 ◇ヒラニャ・ヴァルナ・マハヴィハール Hiranya Varna Mahavihar  Kwalakhu Rd, Lalitpur 44600 Nepal  ※外国人は入場料Rs50が必要です。  

  • 様々な様式の寺院が建ち並ぶパタン ダルバール広場 Patan Durbar Square

    様々な様式の寺院が建ち並ぶパタン ダルバール広場 Patan Durbar Square

    ネパールの古都 パタンにある『ダルバール広場(Durbar Square)』。王宮広場という意味で カトマンズ、パタン、バクタプルの3都市にあります。パタンのダルバール広場は 東側に旧王宮 西側に寺院が並んでいて 16〜18世紀に造られた建物群を見た瞬間違う時代に来たような気分になります。入り口に到着してまず目に入るのが 石造りの「クリシュナ寺院(Krishna Mandir)」。その奥には赤煉瓦と木彫装飾の寺院が並んでいます。 「タレジュの鐘(Taleju Bell)」と三重屋根の「ハリ・シャンカール寺院(Hari Shankar Mandir)」。そして旧王宮の正面の塔の上には 旧王宮を向いて座る「マッラ王の像」。 パタンには昔から多くのすばらしい職人が住んでいるらしく 至る所に施された彫刻などとにかくとても素晴らしいです。ここはそんなに大きな広場ではありませんが いろいろな様式の寺院が並んでいてとても見応えがあります。 中庭を囲む建物を「チョーク」というらしいのですが この広場にもチョークが3つあります。昔多いときでは12ものチョークがあったのだとか。中庭に面した壁や柱にも とても素晴らしい木彫装飾が施されています。入場料が別で必要ですが中庭に入る事ができるので ぜひこちらも見ていただきたいです。 夕暮れ時 寺院に腰掛けて過ごす時間は何とも言えない素敵な時間でした。 ◇パタン ダルバール広場 Patan Durbar Square  Mangal Bazaar, Lalitpur 44700, Nepal  ※外国人は入場料Rs200が必要です。  

  • ヴィンテージ風のワッペンで雰囲気を変えたパーカ Vintage Style Wappen & Parablong Parka

    ヴィンテージ風のワッペンで雰囲気を変えたパーカ Vintage Style Wappen & Parablong Parka

    以前1着分ずつ丁寧に染めて作製した 水浅黄色のパーカ。 このパーカに合いそうなヴィンテージ風のワッペンを見つけたので フードと左胸にさっそく縫い付けてみました。シンプルだったパーカがまた違った雰囲気で楽しめます。

  • 金沢に伝わるお裁縫道具 加賀のゆびぬき Kaga Thimble (Yubinuki)

    金沢に伝わるお裁縫道具 加賀のゆびぬき Kaga Thimble (Yubinuki)

    金沢の美しい手工芸の1つ「加賀ゆびぬき」。 以前から作ってみたいと思っていて やっと完成しました。 加賀のゆびぬきは石川県金沢市に伝わるお裁縫道具で 加賀友禅の着物を仕立てるお針子さんたちが 余った絹糸で作りはじめたものだそうです。 作り方は… 幅1cmほどの厚紙を巻いて(3重程度)指と同じ太さの筒を作ります。それを3cm幅のバイアステープで内側から包んで 千鳥がけでとめます。 これに真わたを0.7cm程に引きのばしながら巻きつけ 厚みと丸みをつけます。その上に厚紙と同じ幅の和紙を巻いてとめ これで土台のできあがり。 あとは土台の天面を順にすくって糸をかけていきます。 糸の色を変えながら隙間なく糸をかけていったら完成です。 糸の色の選び方、糸のかけ方によって様々な模様が作られます。細い糸によって 少しずつ模様が出来上がっていく過程がとても楽しいです。 ◇はじめての加賀ゆびぬき  http://www.seibundo-shinkosha.net/pickup/kagayubinuki/

  • 木目が美しい木地溜塗の重箱 Three Tiered Lacquer Boxes

    重箱 木地溜塗 (工房 橋爪 – Urushi Kobo Hashizume) Source:http://www.urushikobo.com/ シンプルで長く使える気に入るデザインの重箱がないかと探していたときに こちらを見つけて購入しました。「木地溜(きじだめ)」という言葉は知らなかったのですが 透き通った漆の下に見える木目がとても美しいです。 特別な日はもちろん 普段の食卓でも器として使いたいなと思っています。修理もこちらで承っていただけるそうなので 長く大切に使っていきたいです。 素敵な器を手にすると 献立を考えるのも楽しくなります。 ◇漆工房 橋爪 Urushi Kobo Hashizume  http://www.urushikobo.com/

  • シェフ米村さんの感性で手掛けられた よねむらオリジナルクッキー Yonemura Original Cookies

    シェフ米村さんの感性で手掛けられた よねむらオリジナルクッキー Yonemura Original Cookies

    贈り物でいただいた『よねむらオリジナルクッキー』。 京都祇園に本店のある「レストラン よねむら」のオーナーシェフ 米村 昌泰さんが作られたクッキー。クッキーは全て「手づくり」で ひとつひとつお店で焼き上げているそうです。七味や柚子、お抹茶などの和と洋の両方の味が楽しめます。 中でも好みだったのは「ぶぶあられ」。食感はクッキーなんですが 口に広がる香ばしい味は完全に和で とてもおいしかったです。緑茶と一緒にいただきたい感じ。 七味は甘いクッキーと合わなそうな気がしますが びっくりするくらいあいます。七味やチーズ胡椒は お酒と一緒にいただくのもよさそうです。 お店の風景をイラストにしたという缶のパッケージもかわいいです。 3月20日 日本橋に「よねむらオリジナルクッキー」直営ショップがオープンして 直営ショップだけの限定フレーバーもあるそうなので ぜひこちらも食べてみたいです。 ◇Yonemura The Store  http://r-yonemura.jp/  東京都中央区日本橋室町2-3-1 COREDO室町2 B1階  TEL:03‐6262‐3151  

  • 1800年に開かれたチョコレート店 ドゥボーブ・エ・ガレ Chocolate Shop Debauve & Gallais

    1800年に開かれたチョコレート店 ドゥボーブ・エ・ガレ Chocolate Shop Debauve & Gallais

    現在 パリで一番歴史を持つというチョコレート店『ドゥボーブ・エ・ガレ』。 本店ではないですが 行ってきました。パリ旧証券取引所の近くにあるこのお店は あまり大きくなく 大通りから少し入った場所にあります。訪れたときは 他にお客さんが居らず お店の方の説明を聞きながらゆっくり買い物ができました。 長い間にわたって王室の方々に愛され 誕生してから200年以上たつとか。 薬が苦くて飲めないというマリーアントワネットの為に チョコレートに薬を包み込む事を考え出し 誕生した『マリー アントワネットのピストル(Pistoles de Marie-Antoinette)』。いくつか種類があったので 食べ比べ。 Pistoles Saveur 99% cacao, 85% cacao, 72% cacao, 60% cacao, Pistoles des Amoureux, Pistoles de la Reine, Pistoles des Dames 99% カカオ分のチョコレートは 少し苦味が強いですが こうしてカカオの風味を楽しむのもいいです。もちろんボンボン・ショコラもとても美味しかったです。チョコレートは1粒で幸せな気分になれるので不思議です。 ◇ドゥボーブ・エ・ガレ Debauve & Gallais  http://debauve-et-gallais.fr/  30 Rue des Saints-Pères, 75007 Paris  33 Rue Vivienne, 75002 Paris  

  • マリー・アントワネットの離宮 王妃の村里 Queen’s Hamlet in Palace of Versailles

    マリー・アントワネットの離宮 王妃の村里 Queen’s Hamlet in Palace of Versailles

    フランス ヴェルサイユ宮殿の裏に広がる広大な庭園。全てを見てまわると1日では足りないほど広いです。 中でも行きたかった「王妃の村里」。 マリー・アントワネットが農村の暮らしを楽しんだという場所。宮殿から歩くと20分はかかるということで ミニトレインに乗って向かいました。小トリアノンで降りて小道を進んでいくと「王妃の村里」が見えてきます。 大きく掘られた湖の周りに 水車小屋、酪農小屋、鳩舎、料理保温小屋など様々な建物があり 村里の中で一番大きなのが「王妃の家」。 湖に反射して雰囲気のあった「マルボローの塔」と呼ばれた漁場監視塔。 奥には実際に機能していたという農場もあり 家畜も飼われていたそうです。 宮殿とは全く違い とにかくのんびりしていて静かで自然が美しい場所でした。ここは見学している人も少なく 雰囲気を充分楽しむことができたのもよかったです。 ◇小トリアノン宮殿 Petit Trianon  http://chateauversailles.fr/  Porte Saint-Antoine Boulevard de la Reine, 78000 Versailles  

  • 国王の居城だったヴェルサイユ宮殿 Palace of Versailles

    国王の居城だったヴェルサイユ宮殿 Palace of Versailles

    パリ市内から電車で40分程の場所にある『ヴェルサイユ宮殿』。 最寄り駅から少し歩いていくと まずルイ14世の像が迎えてくれます。ヴェルサイユの造営に本格的に取り組み始めた人物です。 ちょうどオープン時間の9a.m.頃に着いたのですが 入り口には長蛇の列ができていました。宮殿も庭園もとにかくすべてが壮大です。 まずは宮殿の中から見学。見学路にそってまず見るのが「王室礼拝堂」。2層になっていて想像以上の空間にさっそく驚きます。 順に部屋を見学していくのですが どの部屋も 壁、柱、天井、調度品、シャンデリア 全てに隙なく装飾が施されていて とても豪華でどこを見ればよいのか迷うほどです。 以前ここを訪れたときに修復中で見ることができず 今回楽しみにしていた「鏡の回廊」。とにかくすごい人でしたが 差し込む光が反射した空間はとても豪奢でした。 今回見学できたのは一部ですが それでもかなり多くのものを見ることができました。ここは天気がよく 1日かけてゆっくり見られる日に訪れるのがよさそうです。 ◇ヴェルサイユ宮殿 Palace of Versailles  http://chateauversailles.fr/homepage  Place d’Armes, 78000 Versailles  

  • 戦勝のアーチ エトワール凱旋門 Arc de Triomphe @Place Charles-de-Gaulle

    戦勝のアーチ エトワール凱旋門 Arc de Triomphe @Place Charles-de-Gaulle

    パリ シャンゼリゼ通りの端にある『エトワール凱旋門』。アウステルリッツの戦いの勝利した記念に建てられたものだそうです。12本の通りが交わる広場の中心にあり その様子を上から見ると 輝く星のように見えることから 以前は「星(エトワール etoile)の広場」と呼ばれていたそうです。現在は「シャルル・ド・ゴール広場」。 こちらはシャンゼリゼ通りから見た所。やはりここからの眺めを 写真に撮りたくなってしまいます。 今回は外から見ただけですが 入場料を払って中へ入ることができ 高さ約50mの屋上から パリの街並みを見ることもできるそうです。 ◇エトワール凱旋門 Arc de Triomphe  http://www.arcdetriompheparis.com/  Place Charles de Gaulle, 75008 Paris