目白駅から徒歩5分程の住宅街の中にある「目白庭園(Mejiro Garden)」。桜の薄桃色の花の間に緑の葉が混じりはじめる大好きな季節。用事をすませた帰り道に 緑に惹かれて神田川沿いの道を散策しつつ目白庭園へ向かいました。
初めての街を散策中に最近聞くことがなかった地域の防災無線が流れてきて あたりを探すと真っ赤な屋外拡声器が。こどもの頃は夕暮れ時になると流れる いわゆるゆうやけチャイムが家に帰る合図でした。
川沿いの道に植えられた樹には立派に実った柑橘。
懐かしいほかほかとした気持ちで散歩をしつつたどり着いた目白庭園は 平成2年11月に開設されたという今まで訪れた庭園の中でも比較的新しいもの。
長屋門をくぐると石畳の先 正面に「赤鳥庵」があり 右手にすすむと池に張り出した休憩所「六角浮き見堂」があります。
大きな池の周囲を巡るようになっている池泉回遊式庭園なので ゆっくり池の周りを一周。天気がよかったので 池の水面に映る緑もあいまってたくさんの緑に包まれて幸せ。
庭園の北側から見た石垣の上に建てられた数寄屋造りの赤鳥庵。赤鳥庵の名称は大正7年(1918年)にこの地で創刊された文芸雑誌「赤い鳥」にちなんだものだそう。石垣の前の休憩所から座って庭を眺められるようになっています。
池には鯉が泳いでいて 緑の中に時折見せる赤と白の体がとてもよく映える。秋にはライトアップされた紅葉が見られる夜間特別開園もあるみたいなので 次はぜひその季節に。