埼玉県幸手市にあるお花見の名所『権現堂』。渋谷から最寄り駅まで電車で約1時間半 そこから少し歩いた場所にあります。この日は曇りで 厚手のコートが必要なくらいの寒さでした。それでも桜堤付近にはたくさんの屋台がでていて 大勢の人で賑わっていました。
権現堂でのお花見の見どころは やはり桜と菜の花のコントラスト。淡いピンク色のソメイヨシノの向こうに 鮮やかな黄色の菜の花畑が見えてくるとかなりテンションがあがります。
桜堤を降りると 左右にそれぞれ桜と菜の花を見ることができる小道が続いています。小道横の芝生は最高のお花見スポットです。
桜堤横の芝生に座って眺める菜の花畑。驚くほどひしめきあいながら咲いています。太陽の日が届かない曇りの日でもこの鮮やかさなので 晴天なら眩しいくらいでしょうね。ちなみに菜の花の向こうに見える橋は「外野橋」というそうです。
桜堤は「堤」の名前の通り 権現堂川の堤防として築かれたもの。今眺めている桜は昭和のはじめに植えられたものだそうですが 権現堂川があった当時はもちろん桜はなく 幾度も堤防が決壊し水害に襲われたそうです。今はそんな歴史があったなんて信じられないくらい とても穏やかな憩いの場所になっていました。
幸手市観光協会のサイトに昔の写真がのっていました。昭和8年の写真だそうですが 桜の木の下で屋台を楽しむ様子など 服装以外は今とほとんど変わらないですね。
Source:http://www.satte-k.com/
約1kmほど続く桜並木はまさに桜のアーケードといった感じで 小道の両側に咲いた桜のおかげで空が見えないほどです。毎年ここにきている友人が「満開になると真っ白」と表現していましたが 確かにソメイヨシノは赤みが薄いので 青空の下では太陽の光が反射して そんな感じに見えるのかもしれません。
最後は菜の花畑の周りを散歩。蕾のままの桜もまだまだあるといっても やはり遠くから見ると圧巻です。桜の木は堤防の上に植えられているのですが 枝が堤防を覆うように伸びているため 桜の花と菜の花が見事なバランス。最高のお花見になりました。
http://www.satte-k.com/event/sakura/
埼玉県幸手市内国府間
Uchigouma, Satte, Saitama