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世界各地の名画を歩いて巡る大塚国際美術館 Otsuka Museum of Art
徳島駅から車で1時間ほどの場所にある「大塚国際美術館」。陶板名画とよばれる特殊技術によって複製された 世界中の名画を見ることができます。 陶板名画とは、陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を再現したものです。紙やキャンバス、土壁に比べ色が経年劣化せず、また大きさも原寸大に再現されているため、実際の名画を見るがごとくの迫力や臨場感を味わうことができます。 Source:https://o-museum.or.jp/ こちらでまず最初にであう作品は 正面玄関から続く長いエスカレーターをのぼると真正面にある「システィーナ・ホール」。バチカン宮殿にあるシスティーナ礼拝堂(Sistine Chapel)を原寸大で複製した環境展示で 吹き抜けの空間一面に広がる壁画と天井画は圧巻です。 システィーナ・ホールがある地下3階には古代・中世の作品が展示されています。こちらはウンブリア国立美術館所蔵の「十字架上のキリスト」とルーブル美術館に所蔵されている白い絹地に黒インクで描かれているという「ナルボンヌの祭壇飾り布(Le Parement de Narbonne)」。額に入れられた絵画を見るだけでなく 空間ごと楽しめる展示になっています。 大塚国際美術館は地下5階・地上3階からなるとても大きな建物で 展示された作品数もとても多く見応えがあります。正面玄関のある地下からまわると古代から現代にむけて順に作品を鑑賞していくことになります。 ルネサンス・バロック時代の作品を展示している地下2階で見られるのは 1999年5月に修復が完了した「最後の晩餐(The last supper)」と修復前の「最後の晩餐」。美術館では対面で2つの作品が展示されていて こちらはもう見ることができない修復前の作品。2つの絵を見比べると 修復後は部屋の至る所に染みついた黒い煤が全てとり払われたように明るく鮮やかになっていて違いがよくわかります。 展示室の中に入った瞬間に圧倒されたのが 天井まで届く大きな「イーゼンハイムの祭壇画(Isenheim Altarpiece)」が展示されたこの空間。大きな絵に囲まれながら歩いているときはとても興奮しました。 そして言わずと知れた ルーヴル美術館所蔵のレオナルド・ダ・ヴィンチが制作した「モナ・リザ(Mona Lisa)」。以前ルーヴル美術館で見たときは 広い空間にこの作品だけが飾られていたこともあってか 想像していたよりも小さいなと思ったのを覚えています。こちらのモナ・リザは陶器でできているので ケーキをこすりつけられてもスープをかけられても 拭けば綺麗になるので問題ありません。 少し歩き疲れたので美術館の中にある「カフェ・ド・ジヴェルニー」でひと休みして 次は地下1階のバロック・近代エリアへ。このフロアで最初に鑑賞したのは「ゴヤの家(Country-house of Goya, the “Black” Paintings)」。サロンと食堂にわかれた部屋はどちらも薄暗い照明で 黒い絵の怖さをさらに煽ってくるようでした。 先ほどとはうってかわってポップな雰囲気のなか飾られた ファン・ゴッホが制作した「7つのヒマワリ(Seven Series of Sunflowers)」。7枚のうち1枚はすでに焼失してしまっているので 7枚全てを見ることができる場所は他にはないでしょう。7枚の中で一番好みだったのが 薄い青緑の背景に花瓶が黄緑で描かれていたこちらの作品。他の作品と比べるとヒマワリの数が少ないですが とても印象的でした。 このフロア最後の展示室で飾られていたのは “ムンクの叫び” で知られる エドヴァルド・ムンクの作品群。「叫び(The Scream)」が展示されていた柱のちょうど反対側には「マドンナ(Madonna)」。対照的とも思える雰囲気の作品が背中あわせで飾られていて面白い。 次は庭園に面した窓から明るい日差しが入る地上の展示フロアへ。ここから先は現代作品が見られるエリアで 正面の大きな作品は レイナ・ソフィア国立美術館所蔵のパブロ・ピカソが制作した「ゲルニカ(Guernica)」。 アンディ・ウォーホルが制作した有名な作品「マリリンの二連画(Marilyn Diptych)」のマリリンの唇に座れる撮影スポットも。大塚国際美術館はとにかく広くて1度に全てを見るのは大変ですが さまざまな作品を見ることができて大満足。 美術館を出た後は以前おいしいとおすすめされた「あわじ島バーガー」を食べに 大鳴門橋を渡って道の駅うずしおへ。少し風が強かったですが この景色を見ながらのランチは最高でした。 大塚国際美術館 Otsuka Museum of Arthttps://o-museum.or.jp/徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-165-1 Tosa…

カバンとともに世界を旅する世界のカバン博物館 World Bags & Luggage Museum
東京浅草線浅草駅から程近い場所にある「世界のカバン博物館(World Bags & Luggage Museum)」。何度か旅を重ねるうちに自分の旅のスタイルにあったバッグが欲しくなり まずはカバンの知識を増やすところからということで行ってきました。 博物館はカバンの製造・販売をおこなっているエース株式会社が運営しており エース本社内にあります。入場無料なので1階で簡単な受付をすますと さっそく博物館のあるフロアへ。 エレベータをおりると広い空間に円筒形の壁で仕切られた展示スペースがあり 壁一面に掛けられていたのは様々なバッグ素材。最初はその向かいにある “カバンの歴史” から見ていきます。カバンの歴史は古く生活様式や服装などにも影響され 徐々に変化していく様子がわかります。人々が自由に旅行ができる時代になり一気に変貌を遂げた印象でした。 円筒形の中の展示は “カバンのひみつ”。カバンづくりの工程や技術などが見られ 分解されたスーツケースの全てのパーツが並べられた展示では 様々な技術の結集であることが感じられます。 ところでカバンカバンと言っていますが カバンとは… かばん【鞄】※一部抜粋革またはズックなどで作り、中に物を入れる携帯用具。 Source:広辞苑 カバン博物館の歴史の展示の中ではこのように紹介されていました。 初期のカバンは手胴乱と呼ばれていたが「カバン」という呼称がでてきたのが1873年(明治6年)。1887年(明治20年)には、谷澤禎三が日本で初めて鞄(カバン)という文字を掲げて店を開いたのじゃ! Source:世界のカバン博物館 博物館の奥のエリアに展示されていたのは世界中から集められたという “世界のカバンコレクション”。この博物館で集められた収蔵品は550点にものぼるそうで そのうちのいくつかが五大陸に分けて並べられていました。 こちらは最初に展示されていた オーク材の木枠に生革を表装したという1950年代に製造されたカバン。大容量で平積みができるこの形は ポーターが荷物を運ぶ船での長旅を想像させます。 カバンの中が見られるものは少なかったのですが やはり特定のものを収納する為につくられた専用のバッグは魅力的で心くすぐられます。こちらは「化粧用具ケース」で1910年代にフランスで作られたもの。様々なサイズのコスメボトルがぴったり収まっています。深さのあるケースのちょうど真ん中の仕切り板にボトル収納が作られているので その奥にも何かが収納できそうです。 五大陸様々な場所から集められているので 中には空き缶や瓶の王冠で作られたカバンなんかもありました。 これだけのコレクションを無料で見ることができるだけでなく Googleストリートビューでも館内を見ることができるようになっていました。ですが訪れることができる方は実際に間近で細部までご覧いただけるとよいと思います。それぞれの時代、それぞれの場所で培われた技術や感性に触れて 今まで知らなかったカバンの魅力を知ることができると思います。 新川柳作記念館 Tyusaku Shinkawa Memorial 世界のカバン博物館の1つ上のフロアにあったのは「新川柳作記念館」。エース株式会社創業者の生涯が 会社とカバンの歴史とともに紹介されています。きっと見る人が見れば懐かしいと感じるであろう広告もいくつかありました。 モノづくりの発展に寄与した方の生涯に触れると いつも人がとても好きなんだと感じます。人との縁や使い手のことを大切にし 挑戦と試行錯誤が重ねられた末にこれらの製品が生み出されている。やはりいい人材からしかいい物ができない、いい人がいい物を作るということなのかもしれません。 世界のカバン博物館 World Bags & Luggage Museumhttps://www.ace.jp/museum/東京都台東区駒形1-8-101-8-10 Komagata, Taito-ku, TokyoTEL:03-3847-5680

夜を徹してアートを楽しむ六本木アートナイト2019 Roppongi Art Night 2019
“夜の旅 昼の夢” と題し六本木の街を舞台として開催された「六本木アートナイト(Roppongi Art Night )」。毎年一夜だけ催されるこのイベントは 第1回めの開催からかぞえて今回で10年め。夕方と呼ぶには少し早い時間に会場周辺へ向かい 翌朝までどっぷりアートに浸ってきました。 今回のメインプログラムは崔正化(Choi Jeong Hwa)さんによるカラフルでポップな作品たち。東京ミッドタウンに展示された「ライフ・ライフ(Life, life)」と六本木ヒルズアリーナに展示されていた「フルーツ・ツリー(Fruit Tree)」。 他にもいろいろ見てきたのでいくつかのインスタレーションを紹介します。まずは独特の濃淡が好みだった「Spin a Memories.」。キャンバスが大量のレシートでできていて 熱による変色によって描かれた作品です。 夜の街でとてもキレイだったのが「暗闇の中の虹(Rainbow in the Darkness)」。鑑賞者によって削られた思いおもいのメッセージやイラストによって幻想的な作品になっていました。 街中で見つけたときに驚いたのが「囚われる人(Entangled)」。次々と細長いケースの中に囚われた人たちが現れる映像作品。すりガラスの向こうに人がいる感じがリアルで アート作品だと知らずに見たら本当にびっくりすると思います。 Paul Smith の店舗でみることができたのは RUDE によって描かれたというポスターの数々。店の外からでも煌々と明るい店内の壁一面に飾られた額縁が目を惹きます。サイズもデザインも様々な額縁に収まっていたのは カラフルなポスターだったりモノクロの写真だったりこちらも様々。天井まで隙間なく額縁が並べられた展示がとてもおしゃれでした。 この日は美術館も通常より長く開館しているので 街中のインスタレーションを鑑賞する以外に展覧会にも行ってきました。いつもは閉館している静かな夜の時間に美術館を訪れることができるのも アートナイトの楽しみのひとつです。 information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美 @サントリー美術館 最初に訪れたのは東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館(Suntory Museum of Art)。展示室は展示作品を挟んで “information” と “inspiration” の2つの通路がつくられており 同じ作品をそれぞれの部屋から鑑賞するというもの。”information” の白い部屋には作品にまつわる情報が並び ”inspiration” の黒い部屋には文字情報などは一切なく作品があるのみ。 1つの作品を左右の道から眺めるものもあれば この藍色徳利のように同じ作品でも少し異なる展示方法がとられているものがあり 案内の通り同じ作品群で2度楽しむことができました。 会場の中間あたりで展示されていたのは 鑑賞者がそれぞれ傘を持って体験することができる「uncovered…

移りゆく季節により添う豊かな暮らしを体全体で感じる四国村 Shikoku Mura Village
香川県高松市 琴電屋島駅から歩いて5分ほどの場所にある「四国村(Shikoku Mura Village)」。昭和51年に開設された野外博物館で 入り口でいただいたマップを片手に好きなコースで村の中を歩いていきます。 入り口から続く石畳のゆるやかな坂を歩いていくと はじめに出会うのが池に架かった「かずら橋」。祖谷のかずら橋とくらべると小さいですが ちゃんと渡ることができる立派なもの。本物は怖くて渡れないという人も こちらならきっと大丈夫だと思います。池に浮いているのは現在開催中の瀬戸内国際芸術祭2019の作品の1つ「Suitcace in a Bottle」。 村を歩きはじめてまず驚くのがその広さ。”四国各地から古い民家を移築復原した野外博物館” ということだったので 建物が立ち並んでいる様子を想像していましたが 実際は樹々の間に建物が点在し 歩いていると実際に山間の村を訪れた気分になります。 各建物は入口が解放されており中の様子も見ることができました。1つ1つに細かな説明もあり 建物の中には昔の道具が展示されていたりするので 当時の生活の様子を伺い知ることができます。石垣の上に見える茅葺き屋根の建物は「旧河野家住宅」。ここでは楮(こうぞ)という和紙の原料を蒸す大きなクドと桶などを見ることができました。 円錐形の屋根が特徴のこの建物は「砂糖〆(しめ)小屋」。江戸時代後期 讃岐の特産品だったという砂糖。その砂糖を作るサトウキビ搾汁の為の小屋だそうです。四角い建物では見られない珍しい屋根の構造なども見ることができます。 この砂糖〆小屋の中央には3個の石臼があり 牛が石臼につながっている腕木を引いて回し 石臼に差し込んだサトウキビを搾るのだそう。牛の円運動を動力にすることから その作業空間に合わせて円形の建物がつくられており こうして得られた生汁を繰り返し煮沸して白下糖ができるそうです。 小屋をでてさらに村の奥へ。遊歩道でみかけるちょっとした石垣も素敵で 緑を見ながら歩いているだけでとても楽しい。 この先にあった村の中では珍しい現代の建物は 安藤忠雄さんが設計されたという「四国村ギャラリー(Shikokumura Gallery)」。この時開催されていたのは『猪熊弦一郎展「私の好きなもの」Part1(Genichiro Inokuma – My Favorite Things)』。猪熊弦一郎さんの好きなものエピソードと共に作品が展示されていました。 何かを純粋に好きになれること、素直に好きだという気持ちを形にすることはとても素敵なことで 実はなかなか難しいのではないかと思っています。なのでこの展示を見て猪熊さんのことが好きになってしまいました。 四国村ギャラリーをでて歩いていくと 竹林の手前に「茶堂(Tea Hall – Chado)」があります。鮮やかな花と石仏が祀られており 近くの案内板には “四国の古い道沿いに こうしたお堂があちこち建っていた” と。お遍路さんの休み場や村人の集会にも利用されたとあって 人々のふれあいの場だったことがわかります。そういえばネパールの町にも同じような休憩所(ファルチャ)があったことを思い出しました。 坂の上に見えてきたのは「大久野島燈台」。戦争中軍事機密のために地図から消されていた時期があるという大久野島。この燈台は明治26年に島の南端に建設されたものだそうです。 燈台のそばに造られていたのが「燈台退息所」。燈台守とよばれる方々が住み燈台の管理を常に行っていたそうです。現在日本の燈台はすべて無人化され それとともに燈台守も消滅し燈台退息所は不要のものとなりました。燈台は辺ぴな所に建っていることも多く 燈台守の生活は決して楽なものではなかったといいますが ここで見られる住まいは 洋風の中に和風の要素が取り入れられた造りで 安らげる場所になっていたのではないかなと感じられる素敵な建物でした。 ここは「染が滝」につながる池で かなりの癒しスポットです。 資料館として公開されていたのは「旧丸亀藩御用蔵」。江戸後期の建築であると推定されているこの米蔵の中では 人形浄瑠璃の衣装などが展示されていました。間近でみる人形の顔は迫力があります。 四国村の中では比較的広く大きな建物だったのが「醤油蔵」。蔵の中には大きな仕込み桶をはじめ 諸味袋や醤油甕など当時使用されていたものが所狭しと並べてありました。麹室もあり以前味噌蔵でみたものに似た麹蓋が壁一面に積み上げられていました。 どの建物も現役のような佇まいで 本当に村を歩いている気分です。道の途中にはこれから開花の時期を迎える紫陽花の葉が多く茂っている所などもあったので 季節によってまた違った村を楽しめると思います。まさに “二十四の季節がある村” でした。 四国村 Shikoku-Mura Village – Houses Museumhttps://www.shikokumura.or.jp/香川県高松市屋島中町9191…

アートに隠された謎の答えを探してミュージアムを巡る7つの謎解きミステリーラリー Mystery Rally
7月20日から始まった 東京都内にある7つの美術館と博物館を巡って謎を解く『7つの謎解きミステリーラリー』。東京メトロと国立美術館、東京都歴史文化財団よって合同で開催されたイベントで この謎解きに必要な「ミステリーラリー謎解きブック」を美術館のラックで手に入れ参加してきました。謎解きブックは「真夏の夜の奇妙なおつかい」と題されたストーリからはじまり 7つの舞台とそこにまつわるストーリーと謎がセットになっています。参加方法はこちら。 ストーリーにそって少し日差しが和らいだ夕方ごろから街へ出かけていき 少しずつ謎解きを開始。どの謎も少し時間をかけて解くものだったので 巡る楽しみと謎を解く楽しみの両方を味わうことができました。実際は少しでも効率よくまわるために順不同で会場を巡りましたが 第1の謎からふりかえり。 第1の謎 国立西洋美術館 上野恩賜公園内 上野駅にほど近い場所に位置する「国立西洋美術館(The National Museum of Western Art)」。ル・コルビュジエ(Le Corbusier)の建築作品群の1つとして世界遺産に登録されています。金曜の夜を中心に21時まで開館時間を延長するナイトミュージアムも同時期に実施されているということで 美術館に到着したのはすっかり日が暮れてから。明かりの少ない前庭はがらんとしていて 前庭にある彫刻「地獄の門(The Gates of Hell)」も昼間とは違い雰囲気たっぷり。 さっそく謎があるという常設展へ。常設展の鑑賞は今回で3度目でしたが 展示されている作品数も多く新しい作品も増えていたので 早々に謎解きを終えると静かな館内をゆっくりまわりました。 帰り際エントランスにあるギフトショップで見つけた 現在開催中の「ミケランジェロと理想の身体」のオリジナルグッズ。UCHU wagashiとのコラボレーション商品の 落雁と金平糖の詰め合わせがとても素敵だったので思わず購入しました。お気に入りのミュージアムグッズを探すことも 美術館を訪れる楽しみの1つです。 第2の謎 東京都美術館 こちらも上野恩賜公園内 上野動物園の入場口近くにある「東京都美術館(Tokyo Metropolitan Art Museum)」。昼間は全体が赤煉瓦色のイメージが強いですが 日が落ちると大きな窓から漏れる明かりと足元を照らす小さな明かりが印象的で とても落ち着いた雰囲気です。ここでの謎は屋外のフリースペースにあるので入館する必要はないのですが 来たいと思っていた「没後50年 藤田嗣治展」を鑑賞するために中央にあるエスカレーターを降りて美術館の中へ。 ナイトミュージアム閉館の時間まであと2時間という時に入場したのですが まだまだたくさんの人が鑑賞中でした。みどころはやはり “乳白色の下地” だと思うのですが この展覧会で初めて見た 1930年代に中南米を旅した時に描かれたという 街の人々の水彩画がとても好みでした。多くの作品をみることができて 大満足で向かった出口付近に置いてあった朝日新聞の記念号外。まだまだ自分の知る世界をひろげなければ…と感じるには充分すぎる展示でした。 第3の謎 国立新美術館 次の舞台は千代田線 乃木坂駅から駅直結でいける「国立新美術館(The National Art Center, Tokyo)」。前回ここを訪れたのは7月の中旬で エルメスと国立新美術館の共催「彼女と。」にエキストラとして参加したとき。 なんども訪れたことがあるのに カフェやアートライブラリーを利用したのはこの時がはじめてで 今回は謎の答えを探して日が暮れて薄暗くなった館内をぶらり。かなりの解放感で 作品を鑑賞せずともなぜか長居したくなる場所です。 第4の謎 東京都庭園美術館 今回初めて訪れた 港区白金台にある「東京都庭園美術館(Tokyo Metropolitan Teien Art Museum)」。緑溢れる正門をぬけると広い庭園がひろがり その先に本館である旧朝香宮邸があります。庭園は「芝庭」と茶室のある「日本庭園」「西洋庭園」の3つで 庭園のみの入場も可能です。 この日はとても日差しが強く 覆いかぶさる緑が歩道に影を作ってくれる日本庭園の散歩がとても気持ちがよかったです。 第5の謎 東京都写真美術館…

情熱に感動し未来が楽しみになる安藤忠雄展-挑戦- Tadao Ando Endevors
2017年に開館10周年を迎えた「国立新美術館(The National Art Center, Tokyo)」。『安藤忠雄展-挑戦-』をみに行ってきました。この日は安藤忠雄さんご本人が来場してのギャラリートークがあり お昼過ぎに到着した時には会場がたくさんの人で溢れていました。 会場案内図をみるとわかるように 広い空間にこれでもかというくらい作品が展示されていてとにかく見応え充分。展示スペースのあちらこちらに直接描かれたとおぼしきラフなスケッチや 仕事場を完全に再現したという空間、建築家になる前に描かれた旅のスケッチなんかも見ていてとても興味深かったです。 あえて見所をあげるとすれば やはり数多くの模型と話題になっていた実寸大の光の教会でしょうか。野外展示《光の教会》と会場中心にある展示エリア《直島の一連のプロジェクト》は撮影可だったので ここぞとばかりに写真をとりました。まずは光の教会を外から。 光の教会の中に入るとこの眺め。自然とみんな口数が減ります。1日中蛍光灯の一定の光の下にいることが多いので 光の移り変わりによって1日の時間の流れを感じられる空間は とても贅沢で幸せに感じられます。 野外展示のあとは一番広い展示スペースへ。入った瞬間広い空間に展示された1/50スケールの模型の数々に圧倒されます。1/50といってもなかなかのサイズ。どれも精巧でずらっと並べられた模型はずっと見ていられます。実際の建物を上方からなど好きな角度から見るなんてことはできないので これは模型だからこそ見られる眺め。特に印象に残っているのは上海の「上海保利大劇院」とヴェニスの「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」、2019年オープン予定で現在進行中だというパリ「ブルス・ドゥ・コメルス(Bourse de Commerce)」の模型。実際の建物を歩くよりも贅沢な気分になるから不思議です。 広い会場の中心にオーバルに区切られた空間に展示されていたのは《直島の一連のプロジェクト》。スペースいっぱいに直島が造られていました。 何年か前 まだ瀬戸内国際芸術祭もはじまっていない頃に宿泊した建物を見つけて あの時の旅を思い出しました。 最後に会場内で見つけたスタンプラリー。都内8箇所のANDO建築作品を巡ってスタンプを集めるというもの。最近すっかりハマってしまったスタンプラリーをやらないわけにはいかない!ということで2日間に分けて巡ってきました。 この中で今回初めて訪れたのは調布市にある「東京アートミュージアム」。表参道ヒルズの装飾を見れたのもよかったです。今まで知らなかったものに出会える楽しさを知ってしまったので スタンプラリーを見つけたら当分やらずにはいられないと思います。 安藤忠雄展-挑戦- TADAO ANDO ENDEVORShttp://www.tadao-ando.com/exhibition2017/国立新美術館 企画展示会1E+野外展示場東京都港区六本木7-22-2

美しいBORO-襤褸-を通して美しい心に触れるアミューズ ミュージアム Amuse Museum
東京浅草 浅草寺のすぐそばにある『アミューズ ミュージアム(Amuse Museum)』。布文化と浮世絵の美術館ということで 行きたいと思いつつなかなか行けなかった「BORO美しいぼろ布展 ~ボドコ、生命の布~」を見にいってきました。アミューズ ミュージアムは6階建ての建物で2〜3Fが展示室になっており 1F奥にミュージアムの受付があります。受付をした際案内されたのですが 写真撮影OK、手で触れるのもOKとのこと。 順路にそってまずは常設展の「テキスタイルアート BORO」が展示されているエリアから。こちらに展示されているものは このミュージアムの名誉館長にもなっている田中忠三郎さんが収集されてこられたもの。ドンジャ(着物の形をした掛け布団)から腰巻や足袋など様々なBOROが展示されています。 ほつれた穴からは幾十にも布が重ねられた様子がよくわかります。ほつれた場所をハギレで繕い そこがまたほつれれば別のハギレで繕う。 特別展示でもBOROの魅力が満載。「ボロ」と呼ばれるものが何かということは知識として知っていましたが それでも実物に触れて途方も無い時間と途方も無い手間暇がかけられていることを感じました。展示に添えられた言葉はどれも心を揺さぶるものばかりで「物」を見るというより そこにどんな想いが宿っているのかを見たくなってしまいます。 途中「民具倉庫」と題されたエリアでは時計など懐かしいデザインのものがずらり。 囲炉裏や山のようなマッチ箱とともに 鉄の急須がいくつもぶら下がったこちらの展示が素敵でした。 展示の中で一番印象的だったキャプション。田中忠三郎さんが出会ったお婆さんのハギレの話。当時は小さなハギレですら貴重な時代。家族の着物はもちろん 近所の方に分けてあげればとても喜ばれたハギレ。だからハギレはお婆さんにとってとても大切で誇りでもある。そんなハギレが入った包みを取り出し田中さんに見せながら 孫に “貧乏くさいから捨ててしまえ” と言われたと。”捨てろと言われるくらいなら 大事にしないで全部使ってしまえばよかった” とお婆さん。 ものの価値は持っている人によって違う。わかってはいてもはっとさせられる言葉がいくつもそこにありました。田中忠三郎さんの言葉にもっと触れたくなって 帰りに本を手にしてそのまま喫茶店へ。途中何度かこみ上げるものがあり 堪えながら一気に読みました。生きた時代が違うと言ってしまえばそれまでですが 不便でも不自由でも憧れ欲するものがそこにありました。この展示は田中忠三郎さんの言葉とともに見るべきものだと思います。 「物には心がある。」著者:田中 忠三郎Source:https://www.asmart.jp/ さてミュージアムの続き。BOROの展示を見終え上のフロアへ。途中の階段には浮世への東海道「東海道五十三次」が順に掲げられています。これを見ながら進んだ先に「浮世絵シアター」があり 様々な浮世絵をデジタル映像で見ることができるようになっていました。 工房やBARを通り過ぎた先には屋上。屋上にでると目の前にビルの隙間からそびえる東京スカイツリーがしっかり見えます。 反対側には木製のテーブルとベンチがあり 浅草寺を上から眺めながら休憩できるようになっています。屋上から見た浅草寺はとても素敵で 先ほどみた展示の余韻もあり 普段あまり考えもしない事にしみじみと思い耽ってしまいました。 アミューズ ミュージアム AMUSE MUSEUMhttps://www.amusemuseum.com/東京都台東区浅草2-34-32-34-3 Asakusa, Taito Ku, TokyoTEL:03-5806-1181

貴重な資料から建築家の思考に触れる国立近現代建築資料館 National Archives of Modern Architecture
御徒町駅から徒歩10分ほどの場所にある「国立近現代建築資料館」。ここでは日本の近現代建築に関する資料の収集・保管がおこなわれています。このとき開催されていたのは “平成29 年度国立近現代建築資料館収蔵品展(Recent Acquisitions and Collection Highlights 2017)” で Ueno Welcome Passport を利用して行ってきました。 建物の入り口までは裏道を歩いている感じで 敷地内に植えられた緑が気持ちよかったです。 館内に入ると最初の空間に飾られていた大きなモノクロ写真。 展示室は天井が高く開放的で 中心に円形のショーケースが置かれていました。壁面にも多くの資料が展示されているので 順にゆっくり見ていきます。 まずは今回の収蔵品展で焦点をあてたという3つの建築プロジェクとのうちの1つ「出光興産給油所関連施設」の展示から。トレーシングペーパーに書かれた給油所の透視図に配筋詳細図。 図面の多くは1960年前後に作成されたものだそう。鉛筆で書かれた気が遠くなりそうな線の数と数字の山にため息しかでません。図面の隅にあるフォントが整った文字の図面情報もすべて手書き。 木製の定規などの道具も展示されていました。こんなシンプルな道具からあんなに緻密で複雑な図面を書き上げるのだから 素晴らしすぎる技術です。 こちらは手帳サイズの小さな紙に描かれていた 西洋建築のトレース画やスケッチ。風景画と違って描かれている部分が限定的なので どんな目線で何に注目していたのか想像しながら眺めるのも楽しかったです。 この他にも本当にたくさんの貴重な資料が展示されていて 見応え十分でした。 国立近現代建築資料館は旧岩崎邸庭園に隣接しており 平日以外は旧岩崎庭園からしか入ることができません。また常設展がなく企画展の開催期間のみ開館しているので 訪れる際は注意が必要です。 国立近現代建築資料館 National Archives of Modern Architecturehttp://nama.bunka.go.jp/東京都文京区湯島4-6-154-6-15 Yushima, Bunkyo-ku, Tokyo

美しい庭園と建物と日々の営みを感じる旧野﨑家住宅 Former Nozakike House
岡山県倉敷市 ジーンズの聖地といわれる児島。ジーンズストリート(KOJIMA Jeans Street)の端に趣のある建物があり惹かれるように中へ。通りから見える部分は「長屋門」といい 中に入ってみて立派な建物と約3000坪もあるという敷地の広さに驚きました。 ちょっと覗いてみようという軽い気持ちで入ったのですが 予想以上の見応えに感動。落ち着いた佇まいの建物に 鮮やかな緑と草木がつくる光と影が最高に美しい。 今は閉じている御成門から表玄関とを繋ぐ庭。入っていきなり静かな緑に心奪われます。 そこから「表書院」を囲う庭園へ。庭の奥 緑に埋もれるように見えている建物は「観曙亭」と呼ばれる茶室。 門に一番近い場所に位置する表書院は応接間として使用された場所らしく 戸が開け放たれた室内はとても広くて 庭を眺めるのに最高の場所。縁側の端には水琴窟もありました。 その先にあるのは「容膝亭」と呼ばれる茶室。容膝亭は庭内に3つある茶室の中で一番大きなもので 近くにいた係の方から天井が素晴らしい造りだと教えていただき 茶室独特の狭い躙口から身を屈めて天井を拝見。 この天井の装飾は網代というらしく 薄く切った木を編んで作られたもの。機械などなく職人さんの腕だけで造られていた時代 どれだけの技術と技がここにつまっているのか。 さらに奥にあるのは敷地内で一番大きな建物「中座敷」。 中座敷は縦にずらっと小部屋が並んでいて 外の眺めが良い手前の庭に面した部屋から順に格の高い部屋とされているそうです。 すぐ横に3つ目の茶室があり 茶室から続く石橋の上から鑑賞した庭がこちら。一面に広がる苔が池を表しています。手前にある大きな石は何に見えますか?と係のおじさん。ある角度からは大きな爪をもつ蟹で 別の角度からは大きな亀だと。言われてみると次第にそのようにしか見えなくなるから不思議です。 その先は敷地の一番奥に当たる部分。高くそびえる石垣もここの主人が屋敷の一部として造ったものだそう。様々な形の石が隙間なく並んだ石垣は 素晴らしい技術の元に造られたことがわかります。職人さんが自分の仕事の証にと たくさんの石の中に1つ扇型の石を積んでいる場所があるとのこと。結局自力で見つけることができず教えていただいたのですが なんだか粋でかっこいいです。 石垣に沿うように位置するここから先は台所や水回りなどの生活エリア。大勢の従業員を雇っていたことが伺える 従業員用の広い台所や食堂には当時使用されていた道具が展示されていました。展示品というよりは なぜか今でも現役で使われているような雰囲気で見るもの全てに興奮しっぱなし。 棚の上に置かれた「時化(しけ)提灯」。「しけ」というくらいなので荒れた天気のときに使用されたのでしょうか。 敷地内には「蔵」とつく建物が7つもあり そのうちの1つが「味噌蔵」。入ってすぐの場所に大小様々な桶が 使用後そのままという形で置かれていました。 奥にはなんと立派な麹室までありました。入口には小さな黒板と温度計。壁際にいくつも積み重ねられているのは おそらく麹を寝かせる時に使用する麹蓋。麹蓋の側面には「明治/大正●年新調」の文字。 敷地内をぐるっと1周して最後に大きな蔵が5つ並ぶエリアへ。そのうち2つは展示館として開放されており中に入って見学することができます。展示されているのは製塩の歴史や調度品、生活用品など。 野﨑家旧宅は貴賓をもてなす庭園や茶室が素晴らしく 当時の暮らしを見学するというより生活の中へ入り込んでしまったように感じる 当時の空気を残した素敵なお屋敷でした。 旧野﨑家住宅 Former Nozakike Househttp://www.nozakike.or.jp/岡山県倉敷市児島味野1-11-191-11-19 Kojima Ajino, Kurashiki-city, Okayama

絵葉書のような街並みを一望できる市立歴史博物館 Museo de Historia Municipal
トリニダー バスターミナルのすぐ近くにある『市立歴史博物館(Museo Historico Municipal de Trinidad)』。高い建物が少ないこの街で 革命博物館とこの市立歴史博物館の塔は街を一望できる良いスポットになっています。博物館となっている建物は サトウキビ農園を営んでいた富豪の個人邸宅だったもの。この立派な建物や展示されている調度品をみると 当時どれだけサトウキビ産業が盛んだったかということが伺えます。 アーチを支える柱が並ぶ中庭に面した廊下を移動しながら各部屋を見て行きます。 広いキッチンでは当時使用されていたという生活用品なんかも展示されていました。どれもとても古そうですが 磨けばまだまだ使えそうな雰囲気。 ここでもいくつか革命軍に関する展示が。熱心に見ているとスタッフの人が気さくな感じで話しかけてくれて スペイン語の説明が読めないのでとても助かりました。 途中すれ違うことが難しい細い階段をのぼって2階のフロアへ。 さらに狭い螺旋階段をのぼって塔の屋上へ。狭いので混んでいるときは登るタイミングが難しい。 こじんまりとした屋上へ到着。何かジンクスのあるスポットなのか なぜかここには落書きがたくさん。3階くらいの高さのはずだけど遮るものがないので 遠くの方までよく見渡せます。 山をバックに先ほど訪れた革命博物館の塔も見えました。オレンジの瓦屋根と緑が混ざって最高の眺め。 この豊かな暮らしは サトウキビ産業を支えるアフリカから連れてこられた人々の上にあったという歴史を知る場所でもある。そんなことをぼんやり考えながら古い街並みを眺めていたら ちょっと昔にタイムスリップした気分になりました。 市立歴史博物館 Historical Museum of Trinidad

通りからみえる鐘塔が印象的な革命博物館 Museo Nacional de la Lucha Contra Bandidos
キューバ トリニダー 街の中心にあるマヨール広場から1ブロック先にある『革命博物館(Museo Nacional de la Lucha Contra Bandidos)』。建物自体は修道院だったもので 低い建物が多いこの街では 遠くからでもよく見える背の高い鐘塔は街のシンボルのようになっています。建物に入ると中庭を囲むようにアーチが美しい柱がならんだ廊下があり この廊下を通って展示室になっている各部屋へ移動します。 日差しが差し込む明るい展示室では 革命軍の遺品などを写真とともに見ることができます。 他の革命博物館と違うのは 敵対する相手に関連するものが多く展示されていること。こちらは部屋の中央にどんと展示されていた 革命軍が撃ち落としたというアメリカ軍の航空機の一部。 間近で見ると無数の銃弾を受けた跡や傷があり激しさがよくわかります。 中庭は革命博物館ということを忘れてしまいそうなほど素敵な空間。 中庭にあったアメリカ軍が使用していたという輸送トラックと 先端に銃が取り付けられたボート。ボートの横には低い階段が設置してあるので 上から覗けるようになっています。小学生くらいの男の子が熱心に中を覗いていました。 屋上にもいけるということでこちらの階段から。 建物の屋上を中庭を中心に1周歩いてみる。日差しが強いけどすごい開放感。 味のある窓。 街には高い建物が少ないので遠くまで広がるオレンジ色の瓦屋根の街並みがよく見渡せます。嘘みたいに穏やかな風景。 反対側の通り。鮮やかな赤い花がオレンジの街によく似合います。街を眺めながら この後はあっちに歩いみようと予定をたてる幸せな時間。 革命博物館(賊軍討伐博物館) National Museum of the Struggle Against Bandits

激しい銃撃の跡を残す7月26日モンカダ兵営博物館 Museo 26 de Julio Cuartel Moncada
キューバ サンティアゴ・デ・クーバ旧市街の端にある『7月26日モンカダ兵営博物館(Museo 26 de Julio Cuartel Moncada)』。大きく26と掲げられた黄色い建物は正面に広いグランドのある学校で 博物館はこの建物の端にあります。 当時はキューバ革命前の政権を握るバティスタの大規模兵営で 打倒バティスタを掲げた革命組織が最初に武装蜂起をした場所。そして今は博物館となり 入り口には無数の銃痕が襲撃当時のまま残されていました。これを見るだけでも戦いの激しさがわかります。 この7月26日とは革命軍がモンカダ兵営を襲撃した日であり キューバ革命実現の契機となったこの出来事に由来して革命組織の名称にもなっています。フィデル・カストロさんが率いてキューバ革命を起こした革命組織「M-26-7(Movement of July 26th/7月26日運動)」。赤と黒の背景に白字の旗は博物館に展示されていた「M-26-7」のシンボル。 館内にはモンカダ兵営襲撃に関する資料が写真とともに展示されていました。襲撃の経緯や各メンバーの経路。銃撃戦や捕らえられた人たちがうけた拷問の様子。それからユニフォームなど当時の品々も。 こちらはゲリラ戦の際に集められたという薬品など。 キューバ旅の中でこの後何度か目にする「M-26-7」の腕章。誰が作ったのかはわからないけれど どれも手作りでどんな想いを込めて作られたのかと 見るたびに思いを馳せてしまいます。 モンカダ兵営の襲撃は121人で行われ そのうち61人が犠牲になったそうです。博物館の最後には犠牲になった61人全員の顔写真が並んでいました。 日本から遠く離れた場所の何十年も昔の出来事で 長い歴史の中の一瞬にしかすぎず 日常に戻ればきっと頭の片隅に追いやられてしまうけれど この場所にいる今だけでも彼らのことを考えたいと思いました。 7月26日モンカダ兵営博物館 Museo 26 de Julio Cuartel MoncadaAvenida Moncada, Santiago de Cuba, CUBA
