蒸気機関車のための給水塔がつくりだす景色が美しいトリニダー駅 Estacion de Trinidad

トリニダー 街の中心から少し離れた場所にある『トリニダー駅(Estacion de Trinidad)』。かつての大規模なサトウキビ農園と工場があるマナカ・イスナガ駅とを繋ぐ蒸気機関車の出発駅。1日1便の運行ということで時間があわず蒸気機関車には乗れませんが 見るだけでもと思い行ってきました。駅までは街の中心部から真っ直ぐ道が続いていて ここをひたすら進むだけ。といってもじっとしているだけで汗がでてくる程の暑さなので わずかに残った日陰をのんびり歩きます。

少しすると美しい石畳の街道が終わり カラフルな家が並ぶ住宅街へ。

小さな十字路の角にあったフルーツスタンド。

さらに進むと次第に舗装された道路が土に代わり 車よりも馬を多く見かけるようになりました。あまりにも馬が生活に馴染んでいるので 普段なら警戒してあまり近づかないのに 気づいたら家の前に繋がれている馬の真横を素通り。

もちろんここにも馬車の標識。この標識が街の長閑さを強調しているような気がします。賑やかで鮮やかな街の中心部も良いけれど 全体的に褪せたこの通りの雰囲気もたまらない。

そしてようやく目的のトリニダー駅に到着。こじんまりとした屋根があるだけで目につく看板などはなく 電車が走っていない今は憩いの場のよう。奥に見える青い建物がおそらく切符売り場。蒸気機関車は観光客に人気で 運行時この辺りはたくさんの人で賑わっているそうですが 今は観光客どころか人がほとんどいません。

観光の蒸気機関車に乗る駅のホームはここですが 地図でみるとさらに奥にもなにやらありそうだったのでもう少し先まで歩いてみます。

線路の先にむかし絵本で見たような風景が広がっていて興奮してきました。錆びた給水塔に放牧された馬。その奥にあるのはおそらく蒸気機関車で引く木製の客車。とても絵になる風景。

その向かいには大きな蒸気機関車。正面部分が外されていて今も現役なのかどうかわかりませんが おそらくかつてサトウキビを運んでいたアメリカ製の蒸気機関車。なんてカッコイイ。というか ここにあるもの全てがカッコよくて最高。

夢中になって写真をとっていたら 通りかかった地元のおじさんに「そんなにおもしろい?」と笑われてしまいました。やはり長い年月を経たものは 新しいものにはない味わいがある。炎天下の中頑張って歩いてきてよかった。

トリニダー駅 Trinidad Railway Station