肱川と美しい自然に囲まれるように懐かしい町並みが残る大洲 Ozu -Little Kyoto of Iyo-

愛媛県の西側に位置する「大洲」。伊予の小京都と呼ばれ風情ある町並みと美しい自然が見所です。松山方面から車で大洲の町に到着すると案内板にしたがい まずは大洲観光総合案内所「大洲まちの駅あさもや」へ。そこで散策マップをもらい町歩きスタート。

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案内所をでるとすぐに石張りの道がつづき 明治の家並みがあります。その道を通り今回絶対に行くと決めていた「臥龍山荘」へ。臥龍山荘から見る景色はもちろん 周辺もとてもよい雰囲気だったので 臥龍山荘をあとにすると肱川沿いの道を散策。この日はとても日差しが強かったので 道全体が木陰になって心地よい風が吹くこの細い道がとても気持ちよかったです。ちなみに左手が臥龍山荘で 右手にある石垣は大洲神社へとつづく道。

ぶらぶらしながら 日曜日のみ開催しているというレトロ市「ポコペン横丁(思ひ出倉庫)」に少し寄り道した後 以前は旅館だったという「油屋」さんでランチ。メニューをみた瞬間に気になった”トンくり まぶし丼”を注文。とんくりとは豚バラ肉と大洲産の栗のことで ひつまぶしのようにいただきました。まずは1/4をお茶碗によそいそのまま。次は薬味をのせて。最後にスープをかけて。炉を中心とした吹き抜けの広い空間にいくつも提灯がさがったとても素敵なお店で 料理も美味しくて大満足。

お腹もいっぱいになったところで散策再開。大洲に来たなら大洲城は外せないということで 平成16年(2004年)に復元されたという「大洲城」へ。町を歩きながら遠くからでも見えていた大洲城。天気がよくて青空に白と黒の城がよく映えています。

緩やかな坂を登ってさっそく天守の中へ。入り口を入ってすぐの場所にあった模型。模型といってもけっこうな大きさで 削られた木の柱だけで組み上げられた様子に惚れぼれします。

途中にあった当時の城を再現したジオラマ。この後町の中に残された城の一部「大洲城三の丸南隅櫓」がある場所に行きましたが 当時の城の広さに驚きました。

以前の姿を忠実に再現したという現在の天守。今回の復元にあたってたくさんの人が寄付されたとのことで それぞれの柱が誰の寄付によるものかわかるようになっていました。吹き抜けから見上げた天井に組まれた太い梁は圧巻で まだまだ新しい木の色と香り。とても立派な木造建築の経年変化が楽しみです。

城をでると後ろ側に下る遊歩道があったので 帰りはそちらの道から。綺麗に整備された道を進み花がついていない藤棚を過ぎると そこは菖蒲園になっていました。花菖蒲が咲く時期はもう少し先ですが 一面緑の公園も充分素敵です。

さまざまな角度から城を見ましたが ここから見上げる緑に囲まれた城の姿が一番好みでした。花菖蒲が咲く時期にはもっと素敵な景色が見られると思います。

菖蒲園から住宅地を抜けて北へ歩いて行くとあるのが「お殿様公園(Otonosama Park)」。

公園内には国の重要文化財に指定されている「大洲城三の丸南隅櫓」や「旧加藤家住宅主屋(Old Kato House)」があります。旧加藤家住宅主屋は大正14年(1925年)に建てられた木造2階建。残念ながら中に入ることはできないのですが 立派なお屋敷で見取り図をみると 階段2つ、トイレ3つ、2階の中心には大廊下がありそこから各部屋へ行けるようになっていました。2階を囲むように造られた縁側のガラス障子がとても美しかったです。

最後に大洲の町から車で30分程離れた場所にある「長浜大橋(Nagahama Ohashi Bridge)」へ。現役の道路可動橋では日本最古とのこと。周りに高い建物がないので 真っ赤な橋はすごい存在感。時間が合わず開閉するところは見ることができませんでしたが せっかくなので橋を渡ってみました。

道幅が狭いので車のすぐ横を赤い鉄骨が流れていきます。一時は撤去の危機もあったようで 今回大洲の町で訪れたいくつかの場所もそうですが こうして今に残され見ることができてよかったです。

大洲 Ozu City