アートに隠された謎の答えを探してミュージアムを巡る7つの謎解きミステリーラリー Mystery Rally

Source:https://mysteryrally.com/

7月20日から始まった 東京都内にある7つの美術館と博物館を巡って謎を解く『7つの謎解きミステリーラリー』。東京メトロ国立美術館東京都歴史文化財団よって合同で開催されたイベントで この謎解きに必要な「ミステリーラリー謎解きブック」を美術館のラックで手に入れ参加。謎解きブックは「真夏の夜の奇妙なおつかい」と題されたストーリからはじまり 7つの舞台とそこにまつわるストーリーと謎がセットになっています。参加方法はこちら。

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ストーリーにそって少し日差しが和らいだ夕方ごろから街へ出かけていき 少しずつ謎解きを開始。どの謎も少し時間をかけて解くものだったので 巡る楽しみと謎を解く楽しみの両方を味わうことができました。実際は少しでも効率よくまわるために順不同で会場を巡りましたが 第1の謎からふりかえり。

第1の謎 国立西洋美術館

上野恩賜公園内 上野駅にほど近い場所に位置する「国立西洋美術館(The National Museum of Western Art)」。ル・コルビュジエ(Le Corbusier)の建築作品群の1つとして世界遺産に登録されています。金曜の夜を中心に21時まで開館時間を延長するナイトミュージアムも同時期に実施されているということで 美術館に到着したのはすっかり日が暮れてから。明かりの少ない前庭はがらんとしていて 前庭にある彫刻「地獄の門(The Gates of Hell)」も昼間とは違い雰囲気たっぷり。

さっそく謎があるという常設展へ。常設展の鑑賞は今回で3度目でしたが 展示されている作品数も多く新しい作品も増えていたので 早々に謎解きを終えると静かな館内をゆっくりまわりました。

帰り際エントランスにあるギフトショップで見つけた 現在開催中の「ミケランジェロと理想の身体」のオリジナルグッズ。UCHU wagashiとのコラボレーション商品の 落雁と金平糖の詰め合わせがとても素敵だったので思わず購入しました。お気に入りのミュージアムグッズを探すことも 美術館を訪れる楽しみの1つです。

第2の謎 東京都美術館

こちらも上野恩賜公園内 上野動物園の入場口近くにある「東京都美術館(Tokyo Metropolitan Art Museum)」。昼間は全体が赤煉瓦色のイメージが強いですが 日が落ちると大きな窓から漏れる明かりと足元を照らす小さな明かりが印象的で とても落ち着いた雰囲気です。ここでの謎は屋外のフリースペースにあるので入館する必要はないのですが 来たいと思っていた「没後50年 藤田嗣治展」を鑑賞するために中央にあるエスカレーターを降りて美術館の中へ。

ナイトミュージアム閉館の時間まであと2時間という時に入場したのですが まだまだたくさんの人が鑑賞中でした。みどころはやはり”乳白色の下地”だと思うのですが この展覧会で初めて見た 1930年代に中南米を旅した時に描かれたという 街の人々の水彩画がとても好みでした。多くの作品をみることができて 大満足で向かった出口付近に置いてあった朝日新聞の記念号外。まだまだ自分の知る世界をひろげなければ…と感じるには充分すぎる展示でした。

第3の謎 国立新美術館

次の舞台は千代田線 乃木坂駅から駅直結でいける「国立新美術館(The National Art Center, Tokyo)」。前回ここを訪れたのは7月の中旬で エルメスと国立新美術館の共催「彼女と。」にエキストラとして参加したとき。

なんども訪れたことがあるのに カフェアートライブラリーを利用したのはこの時がはじめてで 今回は謎の答えを探して日が暮れて薄暗くなった館内をぶらり。かなりの解放感で 作品を鑑賞せずともなぜか長居したくなる場所です。

第4の謎 東京都庭園美術館

今回初めて訪れた 港区白金台にある「東京都庭園美術館(Tokyo Metropolitan Teien Art Museum)」。緑溢れる正門をぬけると広い庭園がひろがり その先に本館である旧朝香宮邸があります。庭園は「芝庭」と茶室のある「日本庭園」「西洋庭園」の3つで 庭園のみの入場も可能です。

この日はとても日差しが強く 覆いかぶさる緑が歩道に影を作ってくれる日本庭園の散歩がとても気持ちがよかったです。
 

第5の謎 東京都写真美術館

今回の謎解きで最初に訪れた恵比寿ガーデンプレイス内にある「東京都写真美術館(tokyo photographic art museum)」。夕暮れ時 赤煉瓦色のタイルに橙色の日が差してとてもいい雰囲気。おそらく東京で初めて写真展を見に来たのがこの場所で たしか「ROCK’N ROLL EYE The photography of MickRock ミック・ロック展」でした。David Bowieの写真がとても印象的だったなと はじめてここを訪れた時のことを思い出しました。

謎は美術館の入り口まで続くエントランスにある大きな3枚の写真から。いつもなんとなく通りすぎていた場所に立ち止まって モノクロの大きな写真をながめる。いつも見逃していたものを見た気がして ちょっと得した気分になりました。

第6の謎 東京都国立近代美術館

道を挟んで皇居の向かいにある「東京国立近代美術館(The National Museum of Modern Art)」。まずは行きたいと思っていた「ゴードン・マッタ=クラーク展」へ。

人の住む都市や生活の中に入り込んだアートは なんだかこころをくすぐる。金網越しにみる”グラフィティ・フォトグリフス”と呼ばれる作品は街中にいる感じがとてもよかったし ハドソン川沿い52番埠頭倉庫にておこなったというビルディングカット”日の終わり”はとても好みで 実際に作品の中に立っている気分で楽しみました。

ゴードン・マッタ=クラーク展を堪能した後は 謎解きの舞台となっている常設展へ。

いくつかのフロアにわかれた展示室の1つに 三島由紀夫を被写体としてとられた写真集”薔薇刑”の写真が展示されていました。写真の展示は少なかったので こちらを睨む力強い目は強く印象に残っています。

第7の謎 東京都江戸東京博物館

こちらも今回初めて訪れた「東京都江戸東京博物館(Edo-Tokyo Museum)」。両国駅で下車するとすぐの場所にあります。常設展には江戸ゾーンと東京ゾーンがあり 江戸時代から現代までの東京を精巧な模型や豊富な資料で楽しむことができます。外観からわかる通りとても広くて 常設展示室の入り口には実物大の日本橋と芝居小屋があり 入ってすぐその迫力に驚きます。見応え充分で夢中でみていたら 謎解きのことを忘れるところでした。

エピローグ

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7つの舞台を巡り7つの謎と最終問題のすべての謎を解きおえたら 物語のエピローグがあらわれます。ここまでくるとかなりの達成感。日が暮れてからの街歩きとミュージアム巡りは暑い夏にはとてもよくて 夏の楽しみ方が1つ増えました。 

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